女性ホルモン減少と更年期

閉経を迎える時期は早い人と遅い人では10年以上の開きがありますそのために更年期の症状が出てくる時期にも人により異なりいずれも40だいから50代にかけて家庭でも職場でもさまざまな問題や変化が起こりますこれまで手のかかっていた子供が進学や就職で家を出てしまうとこころに穴が開き不安に陥りうつ状態になる人もいます反対に子供がひきこもりになったり仕事をせずにニートと呼ばれる状態になって心理的経済的にも大きな不安を抱える人もいますまたこの時期夫との価値観の違いに悩んで夫婦関係がうまくいかなくなるひと定年で自分の時間を自由に使えなくストレスがたまる人もいますまた夫や自分自身の職場のリストラなどの問題パートなどの再就職に出て職場の人間関係に悩む人もいますこうした外からの押し寄せるさまざまな問題に加えて更年期にはさまざまなこころの問題が表れますこころはまだ若いのに身体はすでに下降線といったこころとからだのギャップに戸惑いこの仕事をやるのはよいのかこの人と結婚してよかったのだろうかといったこころの葛藤もあらわれます更年期に現れる症状の背景にはストレスがあります日常的にストレスが小さい大きいと使い方をしますがストレスが大きくてもストレスにうまく対処することができば大きな問題もなくやりすごすことができます逆に小さなストレスでもそれに対処することができなければ身体にさまざまな症状がおこります大切なのはストレスに飲み込まれないことですストレスが増大する更年期はストレスを上手にコントロールしていくことが大事ですまた同じ更年期世代の友人など話せる友人がいることはこの時期は大きな心の支えになりますつらいことを言葉に出して話すとそれだけで楽になります自分の周囲に気が許せる友人や家族がいないのならば趣味などを活用するのも良いことです

女性ホルモン増やす食事

食事を作るのが手抜きではいけません食べることは基本です更年期などのときはこころと体の大きな変化の時期です自分の健康のためにおいしく食べることを考えてこの時期に食生活を見直すことは病気の予防その後の人生の質を上げるのにつながります更年期の症状がひどい人は台所に入ることも食事をするのもつらい人は婦人科を受診してホルモン補充療法などの治療を受けておいしく食べられる生活をしましょう女性ホルモンエストロゲンには脂肪を燃やしてエネルギーの消費を促す働きや骨にカルシウムを蓄積して骨を丈夫にする働きがありますそのために更年期で卵巣機能が衰えて女性ホルモンの分泌が減少すると脂肪が燃えにくくなり肥満になりやすくなりますコレステロールが増加して血圧が上がり動脈硬化などの生活習慣病になりやすくなります骨量が減少して骨粗しょう症になりやすくなりますこれらの危険を回避するために食事が大事になりますテレビでこれを食べると健康になれるという情報があふれていますがうそですこれを食べれば不調を改善できるわけではありません特に特定の食品にたよるのは危険です栄養のバランスを考えて食事を規則的に取ることが大事です理想的なのは肉はやめて魚類大豆野菜を摂取しましょうビタミンA、B、C、カルシウム、食物繊維が不足しないようにしましょうこうした食事は中性脂肪を下げて肥満を防ぎ血管をよみがえらせて生活習慣病を予防してくれますまた最近は安い価格で効果が期待できる老化の防止にすぐれた高麗にんじんなどのサプリメントは滋養強壮に優れているので手軽に利用するのもよい方法になりますね

女性ホルモン低下としみやしわ

年齢とともにしみやしわが増えてくるのは仕方がありませんたいていの女性にはかなしことです朝の鏡を見たときしみやしわをみつけたときにショックを受けます年齢とともに肌のきめが粗くなり肌がかさつきしみやしわたるみなどが目立ちますこれは年齢とともに紫外線による光老化が主な原因で皮脂の分泌機能の低下や水分を保持する力の低下弾力繊維の衰え色素沈着などが起こりますさらに更年期には皮膚や粘膜のみずみずしさを保つのに深くかかわるのがコラーゲンですエストロゲンが急激に低下してコラーゲンの料と質の低下や皮膚の新陳代謝の低下を招きますそのために肌の老化が急速に進み全体的に肌の衰えが目立つようになりますまたこの時期皮膚は非常に不安定で乾燥紫外線など外からのさまざまな刺激を受けやすくなりますそのために少しの刺激で皮膚がかゆくなりしみができやすくなったり皮膚のトラブルが起こりやすくなります同じ女性でも肌の状態が違いしみやしわでふけて見える人もいます肌年齢はスキンケアストレス睡眠食事喫煙の生活環境も大きく影響しますとくに肌の老化を早める原因には紫外線乾燥肌の老化を進めるこれらの要因取り除き肌年齢を維持します

女性ホルモン減少と骨粗しょう症

20台30台にかけていわゆる性の成熟期の男女で比較してみると同じ年齢の男性よりも女性のほうが生活習慣病にかかる割合が低くなりますその理由はこの年代の女性は子孫を残す時期で大事なじきなのでエストロゲンにより身体が守られていますしかし成熟期を過ぎて更年期を迎えるごろにはエストロゲンの助けもなくなりさまざまな生活習慣病にかかりやすくなります加えて年齢により免疫に関係する臓器も萎縮して免疫力が低下してくるのでウイルスや細菌に感染しやすくなりがんなどの腫瘍の発生も増えてきます更年期の症状の中でも月経異常や自律神経失調症などはエストロゲンの減少に身体がなれてくれば自然に症状が治まります注意したいのはエストロゲンが卵巣から分泌されなくなると骨の新陳代謝がうまくいかなくなり骨のカルシウムが流出して骨がすかすかになりますこれが骨粗しょう症です老年期から腰が曲がるのはこれが原因です大腿骨の骨折などそれが原因で寝たきりになりますまた閉経すると血液中のコレステロールが急激に上昇して放置すると脳梗塞や心筋梗塞の危険があります骨や血管の変化は更年期に自覚は少なく更年期から少しずつ進行して老年期に病気として現れてきますあとで後悔しないように自分の身体の管理をしましょう一般に病気の自覚症状にとぼしい高血圧動脈硬化糖尿病などはそれと気がついたときにはかなり症状が進行します更年期の年齢は生活習慣病とも重なりますねんに一度は定期健診をうけて異常が無いことを確かめましょう働いている女性では職場の定期健診家庭の主婦は自治体の健康診断夫の会社の健康保険組合が実地する家族健康診断をうけるなど身近な機会を積極的に利用しましょう

女性ホルモン減少とイライラ

ホルモンバランスが大きく変動する更年期には気分が落ち込んだりうつの状態の様な気持ちになることは誰でもあります気分が落ち込んだり眠れなかったりやる気が出ないときでも気持ちが切りかわるなら問題ありませんけでもこういう状態が2週間以上持続するようなときはうつ病が心配ですうつ病になるきっかけは精神的なことや環境の変化などさまざまな要因がありますがストレスや過労がきっかけで起こることが少なくありません条件さえそろえば誰でもかかる可能性のあるこころの病気で男性の5から12パーセント女性の10から25パーセントは一生のうち一度はうつ病を経験するといわれていますうつになると悲しい気分のおちこみ倦怠感疲労感無気力不眠何をしても楽しくないなどの心の不調が持続します女性の場合は化粧をしなくなり身なりにかまわなくなることが多いようですまたそれまで興味があったどのようなことでも興味がなくなりますうつの中では気分の落ち込みや憂鬱感など精神的な症状は目立たず食欲不振不眠頭痛胃の不快な状態動悸など体の症状が強く出てくる場合がありますこのようなうつ病本来の精神的な症状が体の症状という仮面の下に隠れてしまっているのを仮面うつ病といいますうつ病になるとだるさややるきのなさが表に表れて周囲から怠け病と誤解されることがありますがむしろまじめで几帳面ながんばりやさんほどうつ病になりやすい傾向がありますうつ病はいわば心のエネルギー切れの状態なので心と体をゆっくり休めて治療をうけるのが大事ですまたこの病気はストレスなどがきっかけとなり脳の神経伝達物質ノルアドレナリンやセロトニンが減少して脳の活動が低下して起こります治療はノルアドレナリンとセロトニンの量を増やす坑うつ薬が有効ですうつ病がひどくなると自殺を考えるときもありしばしば実行してしまうので周囲のひとも注意が必要です

女性ホルモン自律神経

女性ホルモンのアンバランスを背景に自律神経が大きく乱れて更年期になる気持ちのおちこみやイライラ疲労感心の不調は体の変化によるものだけでなく抱えている悩みや不安その人を取り巻く社会的快適状況その人の性格によるものも大きく影響します心や体にかかるストレスをためやすい性格だとうつのようなことになり不安が強くなり不眠に悩やんだり心の症状が強く現れることがありますまた本当は心に問題を抱えたり周囲の環境に問題があるのをそれをじかくしないままそれが原因で体の病気がでますこのような心のトラブルの場合はHRTや漢方の治療をおこなってもなかなか改善されませんそのようなときにはカウンセリングをはじめとする心のケアや治療が必要になります更年期で気分の落ち込みや不安などの症状がつらいときは更年期医療に力を入れている婦人科などを利用しましょうこうしたところではカウンセリング技術をもつ婦人科があったり専門のカウンセリングを行う人が連携していることが多いので患者の話をじっくりきき心と体の両面から不調に関与します医師に話すだけで心が軽くなり心の症状が改善されることもあります近くに女性外来などが無い場合は婦人科を受診して必要なら内科や精神科などを紹介してもらう方法もありますしかし心の症状があまりに強くて外に出れない眠れない日常生活も支障があるといった場合は精神科や心療内科にかかるほうがよいでしょう

女性ホルモン減少ほてり

更年期のそれも比較的に早い時期に多いのは」ほてりや発汗動悸早い脈などの血管運動神経障害不安や不眠いらいらなどの精神神経障害ですこれらはエストロゲンの急激な変動減少に伴うものでホルモンの禁断症状になります不安定なエストロゲンの状態にこれではいけないので体があわてふためいている状態です体のほうがその状態に慣れてくるとおさまるものでいわゆる更年期障害の症状といわれるものはほとんがこれにあたります自律神経の乱れやすなわち自律神経失調症が原因なのでほとんどの場合は検査をしてもとくに病的な変化は発見されませんコレラの症状は閉経後1年以内が一番つらいという人が多く閉経の数年前から出る人また閉経後に強く出る人もいて出る時期に個人差があります更年期の症状のもう1つの大きな特徴は症状が一定せずにまた同じ症状でも日により強さが違うことですたとえば頭痛が持続して次は下腹部の張りやひどいダルさを感じてそのうちだるさは消えて耳鳴りが気になるなど不快な症状が次々現れたり重なったり一定していませんそのためにそのつどあちこちの診療で検査をした末ようやく更年期の症状だと気がつく場合もあります

女性ホルモン卵巣の機能低下

更年期のさまざまな不快な症状は卵巣の機能低下により女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少したり分泌が不安定状態になったときにおこりますその急激な変化が体に大きなストレスになります一般にエストロゲン血中濃度が1mg中50ピコグラム以下になると更年期の症状が出やすくなるといわれていますそこで外から飲み薬や張り薬などによりホルモンを補いホルモンの急激な減少に体が無理なくついていけるようにするのがHRTですよく女性の体のライフサイクルは飛行機の離陸と着陸にたとえられますエストロゲンの分泌が変動して減少して着陸時に衝撃を感じるのが更年期ですそこで外からホルモンをおぎなうのが衝撃をやわらげて着陸をスムーズにさせるということですHRTは現在ではもっとも有効な更年期障害更年期症状の治療法として欧米では主流になっていますが日本での普及率は1,5パーセントになりますその背景には更年期の症状は病気ではないので自然にまかせるべきという日本人の独特の価値観副作用が怖いという心配がありますどのような薬でも体によう効果をもたらす作用がありますが必ず副作用をもたらすものです大切なのはHRTの長所と短所を正しく理解して納得して使用することです

女性ホルモンエストロゲン減少

頭痛がしたりめまいがしたり関節の痛みや原因不明の皮膚のかゆみに悩まされていたり全身のあちらこちらに不調が出るのが更年期です内科や整形外科などさまざまな診療科を受診してそのたびに医師から体に異常が無いといわれて落ち込んだり不安になったりまた納得がいかずに次々病院を渡り歩く人も少なくありません更年期に伴うほとんどの症状は女性ホルモンエストロゲンの急激な低下のために起こります各科を複数受診するよりも女性の体をトータルに見てくれる婦人科を最初にたずねるのが不調の解消解決の早道です婦人科といえば妊娠出産を扱う科とか婦人科の病気の治療にあたる科というイメージをもつ人が多くいますがこれは婦人科の役割の一部です女性の体は女性ホルモンの影響をうけて大きく変化していきますが婦人科ではこうした体の変化を総合的にみて病気の治療や症状の改善にあたります更年期以降は骨粗しょう症や膣の乾燥尿失禁などさまざまなトラブルがおこってくるので婦人科との付き合いは長くなります婦人科のかかりつけの医者が必要です自分の体をよく知っている婦人科の医師がいるのは心強いものです何度も診察をうけるうちにちょっとした体の不安や日常的な健康管理まで気軽に相談できます最近は女性の体とこころの両面からきめこまかくみてくれる女性外来や更年期外来などが増えていますこうした科を掲げているクリニックや病院では婦人科で扱う病気はもちろん皮膚科、内科、整形外科、こころの問題まで更年期に起こりやすい病気や症状に対応してくれます多くは患者の話をじっくりきいてそこから適切な治療をおこないますさまざまな症状を医師にどう伝えてよいかわからないといも気軽に相談できます病院選びの第一歩はまず更年期の治療に力を入れる婦人科を探すことです女性外来更年期外来などの看板をかかげていなくても更年期の治療相談をおこなうクリニックがたくさんあります事前に電話で尋ねましょう主治医を選ぶ基準は個人の価値観や医師との相性もあり受診したときに更年期に起こる不調はしかたがないことだからがまんしなさいといった対応をするところは避けたほうがいいでしょうつらい症状を緩和するための治療方針を積極的に立ててくれて患者の質問に答えてくれる医師が理想です